おすすめ書籍

公共及び学校図書室等への10代当事者向け参考図書リスト

“本には不思議な力があります。それはたとえば、道に迷ったときに、行き先を指し示す道しるべの星のような力です”(「にじ色の本棚」より)

「自分はセクシュアルマイノリティなのではないか?」
「『ふつう』ではないのではないか?」

自分が何者であるかに戸惑った時、インターネットにアクセスすることができれば、さまざまな情報を得ることができます。しかし、大人と違い、様々な面で親の保護下にある10代の当事者にとっては、親や周囲に悟られることなく、インターネットなどで情報を得ることは困難で、しばしばリスクを伴います。

ぜひ、公共図書館、学校の図書館にセクシュアルマイノリティ関係のコーナーを設け、あるいは保健室(多くの当事者が保健室を自分が居やすい場所だと感じたり、養護教諭に相談した経験があります)に関連の図書を置いて下さい。

たとえ手に取ることができなかったとしても、ただそれがあるということだけでも、当事者は自己否定の気持ちが和らぎ、また周囲の非当事者にも啓発効果があります。


A、NHK「ハートをつなごう」LGBT BOOK

NHK「ハートをつなごう」制作班監修
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー….。NHK教育テレビの番組「ハートをつなごう」が送る、多様な性をポップに学べる一冊!


B、ゲイのボクから伝えたい 「好き」の?(ハテナ)がわかる本─

─みんなが知らないLGBT 石川大我著
「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」は人それぞれ。その組み合わせは、たくさんある! 30人に1人とも言われるLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)についての疑問に答える本。当事者と周囲が、まず知っておきたい基礎知識。


C、ボクの彼氏はどこにいる?  石川大我著

アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり―著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。


D、さびしさの授業 伏見憲明著

どうしたら自分が「生きられる場所」を見つけていくことができるのか。「ぼく」の悲痛な「いじめられ体験」を踏まえながら、「世界」と「君」の間に生じる亀裂に対して、君自身のかけがえのないプライドを保ち続けながら、ひとり向き合っていく方法を提案する。


E、カミングアウト・レターズ  RYOUJI+砂川秀樹著

ゲイ/レズビアンの子とその親、生徒と教師の往復書簡。家族への、身近な人への告白。初めてうちあける子どもの思い。母親の驚き、葛藤、そして受容。生徒と教師の真摯な対話。18歳から82歳まで、7組19通の手紙と2つのストーリーを編んだ。ゲイ/レズビアンの子をもつ親たちの座談も収録


F、LGBTってなんだろう?–からだの性・こころの性・好きになる性

特定非営利活動法人ReBit 編/藥師実芳ほか
体育やプール、制服、行事、友だち関係、カミングアウト……LGBTの子どもたちにとって、日常生活の中にもたくさんのつらい場面や不安な要素があります。そんな時、身近に一人でも、相談できると思える人がいることが何よりも力になります。教育に携わる人はもちろん、子どもとかかわるすべての大人に読んでもらいたい1冊です。LGBT当事者の学生50人の声を収載。


G、タンタンタンゴはパパふたり  ジャスティン リチャードソン他著

動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。


H、王さまと王さま  リンダ・ハーン、スターン・ナイランド他著

王子さまとお姫さまの物語でなく、王子さまと王子さまが結ばれるお話があっていい─。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)をテーマにした絵本です。英語、ドイツ語、スペイン語、デンマーク語、チェコ語、ポーランド語など9言語に翻訳され、世界各国で読まれている、オランダ原作の『Koning & Koning』を日本語訳。


I、思春期サバイバル―10代の時って考えることが多くなる気がするわけ。

ここから探検隊著
自分は「フツーだ」と思ってる人も、「フツーじゃない」と感じている人も、この生き難く悩み多い10代を自分らしく、かつ楽しくサバイバル。10代のココロとカラダ、生と性を考える全く新しいスタイルの本!


J、ハンドブック「性はグラデーション」

~学校の安心・安全をどうつくる?どう守る?~
淀川区、都島区、阿倍野区役所の合同で、作成された教職員向けLGBTハンドブック。LGBTの子どもたちが学校の中で抱える困難や課題など、教育現場で押さえておきたいポイントがコンパクトにまとめられています。


K、にじ色の本棚 原みな汰、土肥いつき著

性的マイノリティについて(ライフヒストリー、コミック、小説から社会・歴史書まで)、ジェンダー・セクシュアリティなどに関する書籍などを紹介。LGBT当事者が「ひとりじゃない」ことを知るきっかけとなり、性の多様性について理解を深めるために、46人の執筆者がさまざまな角度から担当。巻末には、編者による詳細な関連年表を付し、性的マイノリティ関連の歴史を示す。


L、職場のLGBT読本:「ありのままの自分」で働ける環境を目指して 柳沢正和ほか著

今や、最先端の経営課題!性的マイノリティと共に気持ちよく働く職場づくりのための、初のハンドブック!